概要

一般社団法人生き直しの概要。

どんな人でも生き直せる社会の構築。そのために住めるところ、そして働くところの拡充をしていくことを目指し活動している一般社団法人です。社会生活が困難になった若者や矯正施設出所者、刑務所出所者等に社会参加や復帰の機会を拡大することを目的としています。

代表

千葉龍一(ちばりゅういち)

千葉龍一

大学時代に自らハンドルを握るクルマで交通事故を起こし、助手席にいた高校時代の野球部の友人を亡くし、人生のどん底へ。『自分が生きることは許されない』と思うようになる。しかし、野球部の仲間やたくさんの友人に助けられ、自分の命の使い方は誰かのためにあるべきだと決意。その後、縁があり日本駆け込み寺の門をたたくことに。

課題とその取り組み

刑務所から出てきた人が再犯を犯すことなく、社会に復帰し、一人暮らしができるために、住所の確保、仕事の確保、生活面の指導を行っていく。

刑務所から出てきた方々の再犯者率は約50%となっており、2人に1人は再犯を行っているのが現状。その原因となるのは、出てきたところで、法の整備もなく、住所も仕事もお金もないことにある。実際には、上記のような状況で歌舞伎町等のキャッチをやって生計を立てたり、反社会勢力に戻っている人もかなり多い。しかし、住むところがあり、仕事があれば再犯率が下がるという統計も出ているので、そこを支援することができれば再犯率も下がり何度も犯罪を繰り返す人が減ることが見えてくる。誰もがやりたがらない支援だが、だからこそ、やる意味があるのではないかとも考えている。

今後の展望

今、一般社団法人生き直しでは、女性の施設の開設に向けて動いております。女性の出所者は出てきて住所がない場合、ホームレスになる人は少なく、夜の仕事につくことも多く、最終的に自殺してしまう方も多数いらっしゃいます。また高齢である場合は、そのような仕事もできず、出てからすぐ、あえて万引きをして捕まる方もいます。しかし、都内には、たった3つの更生保護施設しか女性の施設がなく、全国的にも出所者した女性の行き場所がないのが現状です。この状況を微力ながらも変えていくには、まずは住まいの確保から。その思いから、男性向けの施設に続き、女性出所者が住める施設を2019年8月13日にオープンし、今後はたくさんの女性を受け入れようと考えております。

寄付・社会貢献

あなたにもできる社会貢献

年間1,892人の女性が刑務所から出所しますが、そのうちの半数近くが帰る家がなく、困っているという現状です。そのような現状を変えるべく、出所した女性が、自ら命を絶つという選択をせず安心して暮らせるための施設の継続的な運営のために皆様のお力を貸してください。